2008年06月01日
英語を喋れる人
久しぶりの日記です。
最近、全然旅行記かいてないですね。
チェコ編を書いたら満足しちゃった感があります(笑)
そのうちですが、次はハンガリーを書きたいと思います。
ネットで釈然としないニュースを見つけました。
イギリス人がギリシャに旅行に行ったら、ホテルで英語が通じず、ドイツ語メインの配慮がされていたことで、旅行会社に賠償金を求めた裁判で、なぜかその訴えが認められて、旅行会社は賠償金を支払うことになったとか。
「英語で書かれた旅行パンフレットのプランが提供する旅行は英語でなされるべきだ」というのが言い分だそうです。
釈然としないですよね。
日本語で書いてあるパンフレットのプランは日本語で提供されなきゃいけないんでしょうか。
「ギリシャにバカンスに行ったのにドイツ人だらけだった」という文句も言っているそうですが、ギリシャにバカンスに行ったのに英語だらけなのはいいんでしょうか。
英語圏の人は英語に守られているということを自覚していないんでしょうか。
世界で英語を話す地域なんて、ほんの一部にすぎないことを知らないんでしょうか。
旧植民地のインドですら英語教育を受けた人しか英語を喋れませんし、アフリカ東海岸だってスワヒリ語がメインです。
英語を喋れるのは観光地にいる僅かな人と、高等な教育を受けた一部の人だけだということを知らずに旅行しているんでしょうか。
英語は喋れて当たり前だと思うなら、旅行なんて行かなきゃいいと思います。
どうせ当たり前なことしか求めていないなら、旅行に行く必要なんてないですよね。
イギリスじゃバカンスはできないですが、それはイギリスがそういう国であるから仕方ないわけです。
同じ様に、ギリシャ人が全員英語を喋れるわけじゃないのは、ギリシャがギリシャ語の国だから仕方のないことです。
自己中心的な訴えだと僕は思います。
それを認めてしまう裁判もどうなのかと思いますが、旅行会社の宣伝方法に何か問題があったのであれば仕方ないのかもしれません。
ギリシャ人が英語を喋れないから文句を言うのであれば、英語しか喋れないその人自身も文句を言われてしかるべきです。
昔のCMが正しいのであれば英語が喋れても10億人としか喋れないんですよ。
それもイギリスの旧植民地の国を除けば各国にいる英語を喋れる人の人口なんてごく僅かです。
残りの56億人との出会いが海外旅行なんじゃないかと。
そんなに英語しか喋りたくないなら、英語圏に閉じこもっていればいいと思います。
なんか愚痴になってますね(笑)
東京に住んでいたり、旅行したり、英語圏の人が英語しか喋ろうとしない場面に出くわすことがあるので、こんな不満がたまっていました。
海外に行くというのがどういうことなのか分かっている人は、その国のことを理解して、その場を理解して、自分の当たり前を持ち込まないで、そこにある違いを楽しむことができる人です。
ギリシャに行ったら全員英語喋れるわけないのは当たり前です。
ただ、ドイツ人に便利な場所が気に食わないだけなんじゃないかと思ってしまいます。
英語圏の人はそういうくだらないプライドを持っている人が多い。
1億歩譲って英語圏の人がそういうプライドを持っているのはいいとしても、なぜか中国もその姿勢で海外旅行してるのが意味わかんないです。
中国語喋れる人が、ヨーロッパにどれだけいると思ってるのか。
ヨーロッパで見かけた中国人旅行者はほぼ全員、英語圏の人以上に自国語しか喋ろうとしない人たちでした。
日本人と韓国人はもちろん、北京語を話す台湾の旅行者までも、自分たちの言葉は通じないと理解して、ヨーロッパで出会う人たちと違う言語同士がんばってコミュニケーションを取っているのに、中国人だけはその努力を全くしない。
そういう英語圏と中国圏の人たちを見ていると、自分が狭い日本文化圏に育ってよかったと思います。
自国と他国の違いを柔軟に受け入れられる環境で育っていなければ、こんなに海外の文化を楽しむことはできなかったでしょうし、もしかしたら海外に行こうなんて思うことすらなかったかもしれません。
旅先で出会う「狭い言語」を使う人たちはみんなコミュニケーションをとるために努力して、それを楽しんでいました。
フランスのストラスブールで出会ったイタリア人も英語もフランス語も喋れず、近くにいた見るからに英語圏でもフランス語圏でもない国から来ている僕に身振り手振りで「写真を撮ってくれないか」と頼んできました。
アメリカ人とイギリス人の印象が強いので、欧米人はみんな自分の国の言語を平気で使うイメージがあったんですが、そのイタリアの旅行者と出会ったのは、ほんの些細な出来事ですが、僕のヨーロッパ観を変えました。
ひいては、言語に関しての世界観が変わりました。
イタリア人や日本人みたいに世界で言葉が通じない民族は、同じことをして生きているんだと知りました。
同じ様に英語もフランス語も喋れないけど外国に行きたいと思うし、同じ様に行く先々で言葉の壁にぶつかりながらも外国にいることを楽しんでる。
次の旅行記の舞台になるハンガリーの人もそうでした。
ブダペストで道に迷った時、英語を喋れないピザ屋のおじさんが英語で質問する僕に頑張って英語で答えてくれました。
スロヴェニア人もそうですし、クロアチア人もそうでした。
世界には同じ様に言葉の壁にぶつかっている人たちがいる。
言葉の壁にぶつかったことがない英語圏の人、国外にほとんど出れない中国人、そういう人は不幸だと思います。
生まれながらに(生まれながらじゃないけど。笑)英語が喋れると便利でしょうが、それと引き換えに日本人やイタリア人がしているような楽しみ方が難しい。
英語は世界の共通語になっているけど、実際は世界に存在する数多の言語のうちの1つにすぎない。
その現実を受け入れられる英語圏の人は、素晴らしいと思います。
日本に赴任してきて日本語を勉強して喋れるようになったビジネスマンや、行く先々で少しでもその国の言葉を使おうとする人たちに「異邦人」のあるべき姿を感じます。
旅行に行く先々で、せめて挨拶と簡単な買い物くらいは、その国の言葉でできるようになりたいと思っています。
ドイツとか、オランダみたいに英語ペラペラな人たちの国に行く時は別ですけどね(笑)
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